桐生天満宮(群馬県桐生市)

神社名:桐生天満宮(きりゅうてんまんぐう)
祭 神:天穂日命 菅原道真公
鎮座地:群馬県桐生市天神町1-3-4
御朱印:あり
由緒書:あり
駐車場:あり

-桐生天満宮 由緒書-
今からおよそ1800年前の景行天皇の時代に上毛野国造が土師部の遠祖である天穂日命を磯部の岡に奉斎した磯部明神が当宮の起源です。
その後幾多の星霜を経て、文治三年(1187年)から当地を支配した桐生家が代々の守護神として崇敬し、観応年間(1350年頃)には京都北野天満宮の御分霊を合祀して「桐生天満宮」と改称し、桐生領五十四ヶ村の総鎮守と定められました。天正九年(1581年)に徳川家康公が東征の祈りには徳川家累代祈願所として朱印領を賜わりました。天正十九年(1591年)より徳川家の支配下となり、当宮の鳥居前には新たに「桐生新町」が形成され、鳥居から南へ向かって日本で最初の丁割りに基づく桐生の街並みが整えられました。
慶長五年(1600年)の関ヶ原合戦の折には軍旗に用いる絹織物を社殿に献上して戦勝祈願を行い、その勝利凱旋を吉例として境内に織物市が開設され、後の桐生織物繁栄の礎となりました。
-桐生天満宮 末社春日社-
天満宮本殿の裏側に鎮座する末社の春日神社社殿は、一間社流造の建築様式で、規模は小さいものですが、先日の文化庁建造物課調査官による詳しい調査でも、慶長(1600年)以前の桃山時代頃の建立であると判明しました。このことは、現存する桐生の建造物の中では最古のものであるということです。
桃山時代は戦国乱世の頃で、その時代の建造物の遺存例はきわめて少なく、この「末社春日社」は、中世からの伝統を引き継ぐ地域色の豊かな独自の建造物であり、桐生を代表する大切な文化遺産として、桐生市指定の重要文化財となっております。
-桐生天満宮 社殿-
当宮の社殿は、近世の神社建築の典型とされる権現造の形式で、切妻流破風の本殿および幣殿には精巧で華麗な彫刻が施され、当初は画工の狩野益広が描いた「天満宮本社幣殿拝殿妻之図」のように極彩色に彩られていました。社殿造営は明和八年(1771年)に企図され、安永七年(1778年)に起工、寛政十一年(1799年)九月に落成したものです。造営は、町田主膳栄信によるものですが、彫刻は本殿七面あり、上段には二十四孝の話・下段に唐子遊びの図、他にも細部に至るまで贅を尽くした彫物が社殿と見事に調和しています。
そして、古来「岩の上の天神」と称されるように、本殿・幣殿は岩の上に建ち、当時の建築装飾技術の粋を集めた建造物として、群馬県指定の重要文化財となっております。

桐生天満宮は群馬県桐生市の北、本町通りを群馬大学工学部へ向かうと鳥居が見える。
駐車場は神社裏側に数台と参道沿い。
一の鳥居の左側にも車が入れるスペースがあるので、参道脇のスペースに車を停める人の方が多いようだ。

車を神社裏側に停めて、正面へ戻り参道を歩く。
桐生市の総鎮守とあって、境内も広い。

参道には二の鳥居。
古い鳥居だが、崩れないように修繕してある。
左側は宮司宅のようだ。
二の鳥居を過ぎると小さな神橋。
神橋の右側には水車があって、カラクリ人形を置く予定だそうだ。

拝殿前には狛犬。
右側の狛犬は看板に隠れてしまっていた。

拝殿で参拝。
拝殿前には拝殿内の写真撮影禁止の文字。
中を撮影するつもりがなくても写ってしまう場合があるので、少し離れて拝殿を撮影する。

本殿へ周ると素晴らしい彫刻。
細部に渡って細かく彫られている本殿は見ごたえがある。
ちなみに「きりゅう」の語源になった「貴龍」の彫刻は本殿内なので拝見することは出来ない。

境内社は参道沿いに機神神社、本殿右側に春日社が鎮座している。
桐生市は織物で栄えた街なので機神神社・織姫神社といった織物の神様を祀る神社が多い。
春日社は桐生最古の建造物。
なので見ていたいと思い向かうと、本殿の裏側で本殿と一緒に修繕中だった。

他にも本殿の左側に石祠の境内社が並んでいる。
その手前には神楽殿。


拝殿の中央付近には石碑があり、おみくじを結ぶ場所もある。
春日社の手前、拝殿右側には隠れるようになで牛。

社務所は神楽殿の左側にあるが修繕中で閉まっていた。
なので宮司宅で御朱印と由緒書を戴く。
桐生天満宮の起源である磯部明神は、上野国神名帳にも記載されているので歴史も古い。
また、天満宮の背にそびえ立つ根本山との関係も深いようだ。
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